睡眠薬と睡眠導入剤

睡眠薬と睡眠導入剤って厳密な定義の違いはありません

 

ただ睡眠薬=自殺にも使える危険な薬、という認識が
広まってしまったために、それを払拭したかった。
そこで「寝始めにだけ効く程度に成分弱めてますから安全ですよ
というアピールのために作られた言葉が睡眠導入剤。

 

と書くと睡眠薬=危険、と思われてしまいそうですが、
飲み過ぎで自殺に使える睡眠薬はバルビタール酸系と言い、
抗鬱剤に使う相当強いもので、現在ほとんど出回っていません。
(依存症にもなりやすく、かなり取り扱い注意なシロモノです。)

 

 

現在の睡眠薬の主流はベンゾジアゼピン系と言い
製品名ではハルシオン、デパス、マイスリーなどがあります。

 

ただ、これらは睡眠導入剤とも呼ばれますので、

 

■ベンゾジアゼピン系の睡眠薬→睡眠導入剤
■バルビタール酸系の睡眠薬→睡眠薬

 

って便宜上呼んでるんでしょうね。

睡眠導入剤の副作用

じゃあ睡眠導入剤ことバルビタール酸系の睡眠薬が
どれくらい安全なのかって話なんですが、
少なくとも服用し過ぎ→生命の危機、にはなりません。

 

依存症にもならず耐性もつかず、その点でも安心。
要は「風邪薬飲んで眠くなる」要素から眠くなる部分だけ
抽出している、かなり安全性が高いものとなっています。
(ドリエルとかが代表的)

 

 

だから副作用というほどのものはないんです。
が、デメリットと言うべきものは結構あります。

 

■長期間服用すると、辞めてから不眠症が悪化する可能性がある。
(麻薬のような中毒性はないのだが)

 

■効果が残って翌日眠くなりやすい。
(いわば二日酔いのような状態。)
時差ボケ対策で飲むメラトニンあたりを想像するとわかりやすいかも。

 

■健忘症になることがある。
睡眠導入剤飲んでから口約束なんてしたら大変です。

だから月並みな表現ではありますが、
「使用上の用法用量を守って」飲まないと
決して気軽に飲める薬とは言いがたいです。

 

加えて睡眠導入剤は睡眠につかせやすくするだけですから
睡眠の質自体を改善することはできません
だから寝られても疲れが取れないことも結構ざらです。